小嶋一浩の建築 [建築]

高橋堅の建築/弦巻の住宅(写真追加4加筆1校正1) [建築]







高橋堅《弦巻の住宅》














(乾久美子)

彦坂尚嘉責任による芸術分析
コープ・ヒンメルブラウ/COOP HIMMELB(L)AU(画像追加20) [建築]







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建築教育現場/彦坂美術館の模型(3)(加筆1) [建築]






続いては、チェホンジュンさんのパワーポイントです。
量が多いので、ほんの少し省略しますが、
建築について良く考えていて、評価の高い作品でした。

































故・山田幸司氏の遺作 [建築]
故山田幸司氏の通夜へ [建築]













建築教育現場/彦坂美術館の模型(2) [建築]
新堀学さんが、五十嵐太郎さんの研究室の学生のプラン、
つまり彦坂尚嘉美術館の合評をなさったので、
その記事を転載させていただきます。
転載の許可はいただいています。
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五十嵐さん
こんにちは。新堀です。
昨日はいろいろとありがとうございました。
さて、少しメモから各参加者へのコメントを整理しておきます。
■全体に:
□タイトルをつけよう!
・課題の名前を提案タイトルにするのではなく、自分のアイディアに名前を付け
てください。
□自分の名前をきちんと伝える
・プレゼンテーションをする空間と見合う声の出し方があまりできていない。
・「伝える」という意思を表す第一歩なので、大きくはっきりと喋りましょう。
・プレゼンテーション自体の大きさとも関係しますが、半径6m以内の人にすべ
て理解させるためにどうしたら良いか(図版を大きくする、文字も見やすくする、
模型も作りこむ)について考えるとよいと思います。
□関連しそうな(少なくとも近代建築史の)
過去の建築について参照するように。
・観念的な課題+現実的なクライアント要件というものなので、後者はともかく、
前者について勉強したほうがよいと思います。
・「アーキラボ展カタログ」とか、「球と迷宮」(絶版?)とか「未来都市の考
古学展カタログ」とかに目を通してみるとアンビルトの設計の意味、おもしろさ
に触れられるだろうと思います。
■個別に■
□ヒラタさん:
・秩序的空間の中から、IPP(皇居美術館プロジェクト)という異物を引き算さ
せることで、ノイズを発生させるというアイディアはわかりやすいと思うので、
あとはそのノイズ(空間)がどのように面白いのかをぜひ伝えてほしい。
セッションで話したように、でかいサイズの一枚の図版をがんばって仕上げてみ
てはどうでしょうか。(本江先生にA1パースのお話を伺ってみてください。その
時の手法はケント紙+木炭デッサンだったかな?)一度描いてみると、一つ怖い
ものがなくなります。
□サイトウさん:
機能の空間と、象徴の空間が単に隣り合ってしまっているところを、少し整理し
てください。同じレベルなら、「ぶつける/対決させる」か、あるいはそれぞれ
を切り離して別のレベルにするか。

□チェさん:
ショーウインドウには少なくとも二種類あって、その立面に対して垂直に干渉す
る「額縁タイプ」と進行方向と平行な「壁面タイプ」とがあるのですが、それぞ
れのタイプの使い分けを明確にしましょう。
今はすべて壁面タイプなのでしょうけれど、そうすると壁面の長さで一つのシー
クエンス表現を組み立てるというデザインになります。
なので、話したように展開図を一種巻き物のように構成しておもしろさをデザイ
ンするというのはどうでしょうか。長さとその長さ(映画でいえば尺)の中での
構成ですね。
それが折りたたまれていく、分岐していくとすれば一種のロールプレイングのマ
ップとして平面が作れる。

□イチノヘさん:
7つのギャラリー+アトリエの盛りだくさんのテーマですが、少ししぼってはど
うでしょう。ギャラリー+アトリエで7つにするとか。正直地下のアトリエまで
手が回らないのではと危惧します。
オープンアトリエとしてアトリエをギャラリー化する試みはいろいろな場所で行
われていることなので。
それから7つの空間それぞれと表現の対応なのですが、表現ジャンルのマッピン
グがなんだか物足りない感があるので、もう少しバランスが良くなるよう、たと
えば越後妻有とか横浜とかのカタログで、ジャンルのバランスをチェックしてみ
てはどうでしょう。

□ミウラさん:
考えていること、到達地点が明確だった点はよかったです。また敷地の表と裏側
の地域性を引き込むということに対して具体的に考えていた唯一の案でした。
で、二つだけ。
中央の中庭空間の建築性についてのメッセージ(作りこみ)をもっと。
それから敷地の表と裏に対する「顔」のデザインをきちんとする。(これについ
ては、磯崎さんのつくば、水戸がどのようにそれを作っているかあたりを参考に
してみてください。)

□ミキさん:
アイディアは明快なので、そのスタディを面白くのめりこんでやってみると、ど
こかで一線を越えられると思うのですが。
多数性、解像度の高度化によって、状態が変わる場所、スケールが現れることを
期待しているならば、とにかくそこまで行きましょう。
模型のことについて質問がありましたが、一日にひとつつくってひとつ壊すでも
いいです。今回の課題のためというよりは、自分が模型に何を期待するのか、そ
れをどうコミュニケーションに使うのかということについての経験=道具を手に
入れるというテーマをもうひとつ重ねて作るということで。
後ろの半円がなんとなく古典的で、またその外側の敷地の余白に対しての思考停
止があるようで、その点は気にかかりました。

□カワサキさん:
斜めの話、パラン+ヴィリリオについては調べておきましょう。参照できそうな
のはリベスキンのユダヤ博物館もありますね。(菅野美術館はいうまでもなく)
で、プライムな構造とサブの構造とを表現的に意識することが、スタディの手が
かりにもなるだろうと思います。

□キタモトさん:
ラカン的な世界観をどのように空間として表現するか。一種の建築曼陀羅なわけ
ですが、とにかくそこに集中してみてください。
テラーニのダンテウムとか、ルドゥー、ブレーなど参照、勉強しましょう。
タイトルをよろしく。
(今週はラカン読まなくていいです。彦坂さんのブログから想像するものですす
めましょう。笑)
では、がんばってください。
建築教育現場/個人美術館の模型 [建築]




* 断面的に斜めの壁により、展示室を構成。
*こうきょびじゅつかこの他、巨大な皇居美術館を帝国美術館(?) が段階的に成長し、
覆い隠していく棟も計画中。
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川崎さんのプラン、大きそうですね。
壁が斜めですから、壁掛けの作品の掛け方を考えなければなりませんね。
作品を壁に付けるように、伝統的に考えて来た私の作品観というのは、
組み替えなければならないのかもしれません。
模型の精度が荒いので、良く分かりませんが、
作品展示を組み込んで、考えて下さるとありがたいです。
つまり伝統的な垂直の壁というのも、
美術館には必要なので、両方を考えて下さい。

* 地階を「象徴界」、1 階を「想像界」、浮いたヴォリュームの2 階を「想像界」と
捉え、各「界」に合わせた作品を展示。
*青山のショーウィンドウからヒントを得て、ガラスの壁面を平面的に何層にも重ね、
視覚効果を狙う。
*地階と浮いたヴォリュームが主要な作品展示空間。地階は3層吹き抜けで、
GL から見下ろせるような展示。
北本さんの《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ
重層的な建築というのは、コンセプトとして新鮮です。
私は、作品を《想像界》《象徴界》《現実界》に分離しては作ってこなくて、
むしろ統合を目指し、多様なものの重層的な表現を追求して来ました。
それが出来るようになると、
逆に、北本さんのプランのように、3界に分離する必要が見えて来ます。
なぜなら、人間は必ずしもラカンの言うようには3界を
合わせ持った人格者というのは、少ないからです。
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界に美術館の階層があれば、
各自、好きな所に行って鑑賞することができます。
そういう意味では、統合されたサントームの階も作って下さると
良いと思います。
つまり4層の美術館です。

* 最厚1mの厚いかべに溝のような開口を開けることより、薄い壁ではできない展示室
内の関係性を生み出す。
*壁は平面的に斜めに構成。
*壁面をしっかり閉じないことで、青山の人々にとっての散歩道になるような空間を
めざす。
青島さんのコンセプトは、今ひとつ私には理解できませんが、
1メートルの厚い壁というものが、どのような空間をつくるのか?
興味深いです。
美術館に限らないですが、情報化社会の建築というのは、
管理社会特有のセキュリティの問題があります。
五十嵐太郎さんが書いている『過防備都市』という問題です。
つまり現実に、セキュリティを放棄できない事情が美術館や
ギャラリーにはあるのです。
越後妻有トリエンナーレの蔡國強のドラゴン美術館のような、
無防備美術館を構想することも可能ではありますが、
そうであるなら、過防備地区と、無防備地区との2重性の
ある建築は、あり得るかもしれません。
金沢21世紀美術館には、こうした2重構造性の萌芽があって、
それが開放感を生んでいましたから、
その更なる展開は、ありえるでしょうね。
それこそ無防備地区は、作品を好きに持って行けるということも
あって良いかもしれません。

*美術館の一部を爆破することにより、エントランスを生成。爆破が開館の合図。
*いくつものエレベータ内に作品を展示、エレベータに乗り込むと大きな展示空間や
マンションの一室など、様々な空間に移行。
*屋根は曲面ガラスによる大屋根で構成。
三浦さんのプランは、爆破とか、曲面ガラスの大屋根とか、
派手ですね。
エレベーターに作品を展示というのも、面白いアイディアですね。
展示というよりもインスタレーション作品にするのでしょうね。

*浮島がいくつも浮かんでいる一室の展示空間。
*作品を見渡せるように( ? )、巨大な半円の壁面に平面作品を一同に並べる。
三木さんの、浮き島の様な展示スペースというのも、
私の考えつかない事です。
台座部分が過剰化した美術館建築というのは、あり得るでしょうね。
しかし、同時に、まったく普通のニュートラルな展示スペースも
合わせて持っている事が必要です。
巨大な半円の壁面というのも、
実は伝統的な作品というのは、円形の壁面に対しては制作時に
考えていないので、
旧作を展示する普通のフラットな平面の壁面も、合わせて持っている
そういう2重性が必要です。

*皇居美術館のヴォリュームを巨大化→反転させ、それ自体を美術館とする、
中央のヴォイドに皇居美術館を抱えるという美術館。
*直方体の外壁は帝国美術館をイメージ。
皇居美術館を中心に据えるというのは、
良いですね。
それは新鮮です。
彦坂尚嘉の皇居美術館は、あくまでも建築模型彫刻ですので、
それが、ある意味での中心と考えて、彦坂尚嘉の作品全体を
とらえるというのは、考えてみる値打ちがあります。

*みずからの尾を加える「ウロボロス」から着想をえて、分棟配置された展示室を
チューブでつなぎ、来館者を一周させる。
*曲面で掘り込まれた部分は新人アーティストや彦坂さんの制作場所や展示場所。
来館者はそこへは行けない。
来館者はそこに行けないというのは、
透明な壁面で区切った場合には、2重性があって、
行けないと言う面と、解放されて見えると言う面とありますね。
せんだいメディアテイクの透明な壁面の開放性と過剰性は、
新鮮でしたので、そういう構成はあり得るでしょうね。

*青山のショーウィンドウ性に着目。都市区画の延長として展示室のヴォリュームを
構成。
*24 時間楽しめる美術館。例えば右の画像の展示室では、黄色の線で書かれた部分に
ガラスが入るが、営業後でもガラスの外から
展示が楽しめるウィンドウショッピング的美術鑑賞体験ができる。
チェホンジュンさんのショーウインドウ型の美術館というのは、
新鮮だと思います。24時間見られるというのも、
この現代の不眠都市現状を体現していて面白いと思います。
展示替えは、重要になるので、
その辺を、何か考える必要がありますね。
ガラス面も曲面や波形というのもあり得ますね。
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彦坂尚嘉は11月24日に仙台に行きますが、
その前の17日には、建築家の新堀学さんが、行って下さって、
途中の講評をしてくださいます。
それもあって、先日、新堀さんはわざわざ藤沢まで来て下さって、
私と打ち合わせをして下さいました。
美術館建築というものの伝統性を知らない学生の斬新さを評価する面と
2重せいがあるという、その辺の案配の問題でした。
美術館というのは、単なる展示スペースではなくて、
実は収集と保管を基本に、学術的な研究の場所であったのです。
彦坂的には、パリのピカソ美術館が楽しかったという、
思いがあります。
あれは古いお城のリノベーションでした。
新築美術館が、斬新さと、学問の場としての伝統性とを
合わせ持つものであって欲しいと思います。
採光と、耐光性、空調、収納庫、学芸員室、図書館、
情報検索システム、そして他の美術館やアーティスト、
そして観客、さらには市場とつながった情報有機体として美術館を
構想するアーキテクチャーが必要なのです。
今日の複雑さは、人類史上ないものです。
それを少しでも考えて下さればと思います。
新しい美術館 [建築]
さて、五十嵐太郎さんの学生の方々の、今回の課題演習の最初の発表に立ち会いました。11月には、仙台に行って、最終の発表を見る予定になっています。その途中には建築家の新堀学さんが見て講評をする中間提示もあるそうです。
学生の設計という事で期待しないで見たせいもありますが、まずは、その予想を超えた新しさに驚きました。普通にというか、私の世代が考える美術館というものと、若い学生たちが考えるものは、まったく違っていて、金沢の21世紀美術館が、より開かれたものになっていっているというイメージのものでした。
観客との開かれた接点を多くするために、例えばショーウインドーのような展示で、街を歩いている感覚で、美術館が作られていて、ウインドウ・ショッピングのように観客が作品を見るという調子です。個人美術館でありながら、多様な作品と、皇居美術館や新人アーティストを展示するスペースが連動しているなど、広がりがあります。もっとも五十嵐さんが指摘していましたが、収蔵庫や館長室、学芸員室などの基本的なバックヤードがありませんでした。
空間的な変貌でいうと、作品が空中に浮いているとか、壁が曲面で、その曲面に作品をつけるなど、従来の常識としての展示壁面を超えるプランがありました。これも考えていなかっただけに驚きがありました。実はウッドペインティングは、当初から作品の裏に描くか? という課題があったのです。現在の様な情報化社会になると、美術作品を空中に浮かして、両面から見るというか、つまり3ディメンション・ペインティングというのも、リアルにあり得る状態になって来ているのです。
五十嵐さんによると、普通の課題制作は、抽象的なもので、今回のように彦坂尚嘉という具体的な作家が施主としているという課題演習は初めてだそうです。しかも敷地は青山で、まあ、あくまでも演習であり空想なのですが、それでも、考えても見なかったそういう想定というのは、極めて刺激的で、自分自身がいかに固定観念の中にいるものかが良く分かります。

自分の中では、フロアイベントのパーマネント展示のスペースを作りたいと考えるようになりました。パーマネントものは、四国のソフトマシーン美術館の馬小屋に、FRPを使ってひとつ作っています。今回は16畳間くらいで、廊下もあって、畳の部屋。そこにコタツや、家具があるのですが、床面がガラス板で、空中に浮いていて、浮いている下に畳のスペースがあって、ガラスの上に家具が置かれている。家具と畳の間にガラスの床と、その下の空間があるというようなものを考えています。ガラスの床は、壁のへりだけで支えられていて、人が歩くとしなうようなものを考えます。





















