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アートフロントの作品 [制作]


今日はアートフロントギャラリーの藤本俊幸さんが、
3時に来る予定で、
それに間に合わせるために、
3月から制作して、
絵画作品4点が完成した所です。

彦坂尚嘉 雷神情報A.jpg

彦坂尚嘉 風神情報A.jpg

彦坂尚嘉 雷神情報B.jpg

彦坂尚嘉 風神情報B.jpg

アメリカ資本のホテルが大阪に建つという話を聞いて、
私がめずらしく売り込みをしてとった仕事です。
イギリスのデザイン会社の仕事で、《超次元》の固体の内装です。
日本でいうと新丸ビルをさらに豪華にした感じです。
作品としては2点をホテルに納品して、
後の2点はホテルに入れません。

彦坂尚嘉 風神雷神図情報A.jpg

彦坂尚嘉 風神雷神図情報A


彦坂尚嘉 風神雷神図情報B.jpg

彦坂尚嘉 風神雷神図情報B

つまり同じ絵を同時に2点づつ作ったのですが、
それはホテルの制約が嫌だからです。
ホテルに入れる作品というのは、
どうしても、おとなしい作品が要求されるのです。

つまりインテリアが要求される。
だから2点つくって、一方は保守的に、
もう一方はアグレッシブに制作をしました。

保守的な作品が悪くなったかと言うと、
私にはそうは見えませんでした。
保守的に描いても、良い作品は良いのです。

『アートの格付け』的には両方とも同じに制作しているし、
作品的には両方共に、私は気に入っています。

つまり《超次元》から《第41次元》まですべてあって、
さらに《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
さらに、社会、原社会、そして帝国、原帝国と、重層化しています。

もっとも、こうしたことは複雑すぎて、なかなかブログでかけなかったのです。

違いは、片方が保守であると言うことです。

結果的には、アグレッシブなBの方が通りそうな雰囲気でした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『空想 皇居美術館』への出版への過酷な作業が同時に進んでいたので、
私としては
かなりたいへんな作業量でした。

この作品は、最初のプラン段階からCGでつくって、
アメリカとイギリスの会社に、インターネット会議でのプレゼンテーション
をやるということから始まりました。
そういう意味で、制作がデジタル化した最初の作品で、思い出になるものです。



タグ:彦坂尚嘉
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注文がありました/本に付くドローイングと制作(加筆1) [制作]


雪舟/ノベルティ.jpg
すみません、書きかけでアップしていました。

先行発売の限定100冊の本に付録でつける作品に、
注文を頂きました。
ありがとうございます。

コメント:

こんばんは。パーティにはいけませんがパーティの代金を支払いますから1冊とドローイングをくれませんか?会期中に(多分11日)に行きますからそこで支払うのが都合は良いですが。


パーティに出ないのに、パーティ代金を頂くわけにもいかないので、

サイン本と作品を4枚全部をセットにしてお渡ししようと思います。

作品は次の4点です。サイズはシートサイズが、本と同じA5サイズです。


着物/ノベルティ.jpg

餓鬼草紙/ノベルティ.jpg

源氏物語絵巻/ノベルティ.jpg

 

タマダプロジェクトで展示する作品を、
今、作っています。

出かがったら、画像でアップしようと思います。




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金運を呼ぶ『達磨ラッキー』/ [制作]

写真4-2.jpg



写真3-2.jpg

あなたの生活にすばらしい幸運を呼ぶ『達磨ラッキー』は、


過剰なまでの欲望に満ちています。


幸運の神がもつ欲望をコピーして、


自分自身の欲望に変える達磨ラッキーが、


あなたに金運を運びます。


幸運達磨の最高峰です。



写真2-2.jpg

写真1-3.jpg

彦坂尚嘉責任による芸術分析

《原芸術》が有る。
《芸術》が有る。
《反芸術》が有る。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
《非芸術》が有る。
《無芸術》が有る。
《世間体のアート》が有る。


《想像界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》

《現実界》《想像界》《象徴界》《サントーム》の4界のある重層的作品。
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》と《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。

シニフィアンとシニフィエの同時表示。
原始脳と理性能の同時表示。
《透視立体》と《原始立体》の同時表示

【A級美術】と【B級美術】の同時表示

定価:150,000円
入札最低価格:15、000円

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

達磨のペインティングは、芸術論的には、
いくつもの項目があって、
なかなかたいへんだったと言えます。

その中で、達磨ラッキーのシリーズは、
他者の欲望を自分の欲望そしてコピーしながら、
サントーム・アートを成立させ得ようとする試みでした。

3ディメンション・ペインティングとしても、
自覚量が飛躍した作品でした。

どちらにしろ、古い単純系モダニズムを超えて、
複雑系のアートの成立の問題でした。

達磨ラッキー1.jpg



達磨ラッキーは、ブログでも紹介した最初のがすぐに売れて、
実は、もう1体作りました。
これはブログで紹介しそこないましたが、売れました。

達磨ラッキー2.jpg

小さい達磨117.jpg



もう一体ちいさな達磨ラッキーも売れて、
3体が売れていて、
結局、希望があったので、追加制作を大小一体ずつしました。

写真1-3.jpg

過剰な同時表示の追求が、極点に近づいた作品です。
この不景気なので「金運」を呼び込むという事で、
金色を使った達磨です。
その意味でも《世間体のアート》の下品さも、同時表示しています。

さて、下に紹介するのは、
小さい方で、これはサントームだけの表示を目指した、
シンプルで、新しさのあるアート達磨です。

写真小2-2.jpg

写真小3-2.jpg

写真小1-2.jpg

彦坂尚嘉責任による芸術分析

《原芸術》が有る。
《芸術》が有る。
《反芸術》が有る。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
《非芸術》が有る。
《無芸術》が有る。
《世間体のアート》が有る。


《想像界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》

《サントーム》だけがある作品。

気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》と《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。

シニフィアンとシニフィエの同時表示。
理性能と原始脳の同時表示。
《透視立体》と《原始立体》の同時表示

【A級美術】と【B級美術】の同時表示

定価:20,000円

入札最低価格:6、000円

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

作品の展示と販売は、「深川いっぷく」です。

深川資料館通り商店街のコミュニティカフェ&ギャラリー「深
川いっぷく」で毎年元旦からの恒例展覧会
「第4回 深川100人100色だるま展」が
今週末24日にて終了いたします。


遠方の皆様にもお楽しみいただけるよう、you tubeに画像をup
いたしました。

今年も美術界、漫画界,イラスト界からご近所までが渾然一体
となり、だるまの華が咲いたようです。


↓ぜひご笑覧くださいませ。

http://ippuku2.exblog.jp/


白濱 万亀 Shirahama Maki ( Qrr ART ) 






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こたつ問題の真実! [制作]

こたつ問題のプロセスを示す、記事を発見しました。
もともとはブログに掲載されていた様ですが、削除された記事が、キャッシュに
残っているのを見つけたので掲載します。
制作しや大杉哲也氏と伊藤友隆氏の思考のプロセスが分かります。当初の計画が、現地の変更や、
アートフロントの側の希望で、次々に壊れて変形して行きます。特に、移動性を求められて、4つに分割し、
車をつけようとした所で、本来のコンセプトが、ほぼ完全に崩壊しているのです。
結局問題なのは、変更のプロセスの中で、その事がマイナスにしか機能して行かなかったことが、
失敗の原因と言えます。
主催:大杉哲也+伊藤友隆/pop-up-tokyo
出演:モモンガ・コンプレックス
日時:2009年9月6日(日)午前11時より日中随時開催
場所:まつだい農舞台前広場
交通案内:http://www.noubutai.com/infomation/access.html

いよいよイベント間近です。
今回は、「みんなのこたつ」の制作プロセスを紹介します。
k1.jpg

公募段階では特に大きさや形を定めず、このような簡単なスケッチと、集落全員が一度に座れる大きなこたつを集落のみんなで一緒に作るというコンセプト、展開するイベントについて書きました。

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公募に選ばれた後、敷地が変更になり、また商店街の再生計画と合わせて計画することを任されました。高齢化が進み、シャッターが閉まる商店街を今後どうしていけばよいのか。長期的なプランとそれを支える仕組み、地域通貨や小口債券の発行等の運営モデルなどを考えるとともに、手始めとしての商店街での今夏のイベント計画をこたつと絡めながら進めていました。


k4.jpg

途中予算の関係で地面を掘る事が難しくなったため、"掘りごたつ"から"こたつ"になりました。この時までは、コンクリートで天板・脚を一体化したものを設計していました。

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トリエンナーレ開始直前に商店街の計画が残念ながら全て中止になってしまい、敷地と予算の再変更が決まりました。こたつは急遽まつだい農舞台に設置することになり、すぐに動かせることと収納のしやすさが求められました。悩みましたが、こたつを割ることでステージとして自由に配置・移動できるといろいろな使い方ができていいのではないかと考え、4分割して車輪を脚につけることにしました。

このように、地域のこたつからイベントのステージへと機能が大幅に変化しているこたつですが、今度の日曜日、イベントでどのように使って頂けるのか楽しみです。
Tsumari | 01:49 |
イベント告知

event.jpg

写真提供:モモンガ・コンプレックス 撮影:北川桃

 9月6日(日)に「みんなのこたつ」を舞台として、ダンスパフォーマンスグループ「モモンガ・コンプレックス」による、パフォーマンスイベントを開催致します。

 昨年横浜トリエンナーレを訪れた時に、こたつを用いたダンスをする彼女達を通りがかりに偶然拝見し、こたつ繋がりという事でこちらから声を掛け、今回のイベントが実現することになりました。早い段階から打合せをし、ステージとしての使いやすさ、強度を考慮してこたつを制作しており、今回のメインイベントです。是非、御覧下さい。


こたつ×こたつ
主催:大杉哲也+伊藤友隆/pop-up-tokyo
出演:モモンガ・コンプレックス
日時:2009年9月6日(日)午前11時より日中随時開催
場所:まつだい農舞台前広場
交通案内:http://www.noubutai.com/infomation/access.html


大地の芸術祭HP
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/
大地の芸術祭イベント情報
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/2009/08/pop-up-tokyo.html


◆モモンガ・コンプレックス◆
公式HP http://d.hatena.ne.jp/momonga_complex/
白神ももこ主宰。生活感にじみでるユーモラスを味としたダンス・パフォーマンス的グループ。
2005年12月、『明日、シベリアへ行くかも。』で旗揚げ。2008年度より、埼玉県・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみを拠点に活動するキラリンク☆カンパニーとなる。
世界のはじっこにある些細な存在やできごとも価値ある愛すべき存在として捉え、ちょっとおかしな人たちが、ゆるーく微妙に笑える空間を作り出したりしている。
Tsumari | 01:14 |
はじまりました
更新が遅れましたが、ついに大地の芸術祭が始まりました。
見に来て下さった方に、好きな形に切ってもらった布を、こたつの布に貼り付けていくワークショップを週末毎にしています。
妻有には毎週末行っているのですが、先週まで3週連続!!で雨が続いたので作業がほとんどできず、今週ようやく少し増えました。参加して下さった方、どうもありがとうございます。
今夏は天気がよくないようなので、このままのペースでは、トリエンナーレが終わる頃までに布の白い部分が全部埋まるか心配です。

090816_2.jpg
Tsumari | 17:14 |
| 1/1PAGES 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

このブログを削除したことは、間違いです。
どうであれ、こうした制作は、公的なものですから、
今回のように批判が起きた場合、
一度公開したものは、
原則的には、削除をしない方が良いのです。

批判を受けた時には、逃げないで、
正面から受け止めて、
とにかく先ず、事実や真実、そしてプロセスを、
公表する事です。

問題があるとすれば、
むしろ、こうした削除をしてしまうような、
その主体の弱さに問題の本質があるように
思います。

その弱さが、移動を求められた時に、
4つに分解してしまうという間違いを生んだのでは
ないでしょうか。

現実の中での制作は、
その意味で闘いであって、
何があっても逃げないという強い主体が
必要です。

しかし人間は弱いのです。
だからこの自分の弱さを知っていて、
だからこそ、逃げないで、
現実を切り開いて行く方法が必要なのです。

失敗や駄作というのは、避けがたいものです。
このマイナスを引き受けることをして行かないと、
制作は出来ないのです。

つまり失敗作や駄作を、
自分自身が愛する事で重要です。
だれも駄作や失敗作を愛してくれないのですから、
作家自身が愛する以外には、ないのです。
失敗作を作家自身が愛する時に、
ピンチがチャンスに反転する奇跡が生まれるのです。

今回の場合でも、
この建築系ラジオで、批判され、有名になったのですから、
この事態を引き受ける事が、
ピンチをチャンスに反転させる、
テコの支点だったのです。

このブログを削除した事が、
今回のこたつ問題の、最大の敗因の中心に位置します。


タグ:こたつ問題
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建築家・松田達氏設計による皇居美術館(改題) [制作]

皇居美術館松田7.jpg

『皇居美術館』という本を朝日新聞社出版局から出すという話は、
遅れながらも進んでいて、本年の11月20日が出版予定日になっています。

それも絡んで、彦坂尚嘉の皇居美術館建築模型彫刻を、
実際に建てる事は可能かどうか?
皇居美術館空想という、空想作品なので、
この建築は1000メートルなのですが、
それを実現可能性のある100メートル程度の高さで設計してみようという
作業が、若手建築家の松田達さんにお願いして進んでします。
具体的に立てる場所も下田ということを考えるということで、
空想でありながらも、現実実現性が追求されているのです。
皇居美術館松田5.jpg

円を作り出す構造を組み合わせて行くというプランを、

松田達氏がつくってくださって、

私には考えつかないことで、感激しているところです。

皇居美術館松田6.jpg
皇居美術館松田3.jpg
皇居美術館松田1.jpg
皇居美術館松田4.jpg
皇居美術館松田2.jpg

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木村静さん撮影写真77枚 [制作]

反応が遅れてしまったのですが、
木村静さんが撮ってくれた写真が77枚アップされています。

http://picasaweb.google.co.jp/cizca.k/200971012Echigotsumari#

 

それと、文章を書いてくれていて、

一つは、私のブログにも引用させていただきました。

 

http://channelp.exblog.jp/10629129/

http://channelp.exblog.jp/10629596/

 


 



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キャバレーHIKOSAKA [制作]

hikosaka3.jpg
hikosaka0.jpg
撮影:栃原比比奈

田麦での制作は順調に進んで、ほぼ完成で、昨日は掃除と化粧に集中していました。
化粧と言っても、日本の最も遅れている地域と言われた山村であって、
その山村の廃屋の化粧ですから、これがなかなか大変です。

hikosaka4.jpg
撮影:武田友孝


この汚い仕事を、小蛇さんというボランティアの若い女性たちが、
雨の中を、かかんに挑んでくださいました。
それと武田友孝さんの、これもかかんな大工仕事で、
私の作品とは信じられないくらいにきれいになって、
ほぼ完成です。

記念写真の一番前にいるのが、香港からきているアナベル。
彼女はインタネートで日本のテレビドロマを見て、
日本語は、かなりの巧さ。
大学は卒業して、香港のギャラリーに就職していて、
今回は2ヶ月も滞在している。
献身的に掃除をしてくれました。
感謝です。

横にいるのが奈良さん。
彼女は坂下の作品取り付けを主に手伝ってくれましたが、
田麦の掃除の方も、アブに何度も刺されながら、一生懸命にやってくれました。
感謝です。

後ろの女性は栃原比比奈さん。多摩美術大学の油彩科の後輩です。
今回は東京から車で一緒に来ました。

本日はさらに化粧と、帰路用の飛び石の補充、
それと写真とビデオ撮影をする予定です。

hikosaka5.jpg
撮影:武田友孝

さて、もう一つの現場が坂の下のイタリアレストラン。
建築家の手塚貴晴さんによる廃屋のリノベーションです。
この現場を仕切っているのが若い建築家の北村さんで、
作業は、かなり大変です。

足場のある吹き抜けの空間です。
そこに作品を5点取り付けの作業を、武田友孝さんにお願いしました。

hikosaka6.jpg
hikosaka8.jpg
撮影:武田友孝

この現場には作品を掛けっぱなしにはできないので、
持って帰ってきました。
明朝に、担当の岡本さんと落ち合って、展示を見せて、作品をあづけて帰ってきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








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メーキングビデオの最初のもの(大幅加筆1) [制作]


木村静さんが、
越後妻有トリエンナーレの私の田麦のビデオをもう一本アップしてくれました。

現地に着いた最初のものです。

 

撮影をしてくれた木村静さんが、ブログで文章を書いてくれました。

先週末は3日間、越後の山に篭っていました。無心で撮影していました。

7月26日から9月13日まで新潟県の越後妻有(えちごつまり)地区で行われる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」のために制作している芸術家の彦坂尚嘉さんと3人のアーティストの方に同行しました。金曜の早朝に新宿から武田友孝さんの車に乗り、越後へ。彦坂尚嘉さんのほかには、山口俊郎さん、中川晋介さんの5人です。

越後妻有アートトリエンナーレは3年に一度開かれ、今回が4回目。過去にボランティアとして参加した友人が、「北海道でもこういうのやろうよ」と、ガイドブックや写真を見せてくれた。あれから2年、開幕前の越後妻有に来ているなんて。

私は美術の知識もなく、いつも身体と心で感じたまま言葉をつないだり、その感覚でシャッターを切ったりするだけなのだが、出会って間もない彦坂尚嘉さんはそんな私の言動をとてもよく理解してくれる。

山の中の田麦という集落の、小さな土壁・木造の小屋の芸術作品は、とんでもない力を放っていた。
そして、カメラを向けるたび、レンズ通して芸術のパワーが一気に私に向かってきて、圧倒された。
すさまじい勢いで作品の力を正面から受け、倒れそうになる。両方のこめかみのあたりで線香花火がチリチリ燃え、肩から足にかけては台風の強風がつねに吹いているような状態。朝からそんな状態で、夕方には立っていられないほどへとへとになる。

おいしい食事や温泉、少しのお酒で中和するけど、神経がチカチカするのはどうにも収まらない。

映像と写真で記録を一部UPしたので見てください。(写真は次の記事です)

映像は、2つ前に3つと、新たにUPしたのがこちらの1本。到着直後の様子です。彦坂さんは毎週末作業に来ていて、武田さんと山口さんは2週間ぶり、中川さんと私は初めて来ました。全員驚きながら入っていきます。
彦坂尚嘉さん自身による解説がとてもわかりやすいです。制作過程については彦坂さん自身のブログで何度も触れていますが、作品の解説は、この映像が初めてかもしれません。

20年以上かけて成長したのに間引きされ、切られて山中で腐っていくしかない間伐材と、競争社会の中で行き場をなくす人々を重ねて表現されています。私と同じくらいの年数生きてきた木が切られていく事実に心が痛くなった。

しかたない、という言い方もある。木がまっすぐ大きくなるためにある程度の間伐は必須だと。
しかし、もっと広く、遡って考えてみる。原生林は間伐などしなくても自然のバランスが保たれていた。
人間が産業のために大量に伐採し、ハゲ山に偽者の秩序をこしらえて、ごまかすために植林した。
その結果、常に山は異常な数の木であふれ、秩序という理由で間伐は続いている。
人間社会も常に、秩序という理由で排除が続いている。

ちょっと書きすぎてしまった。
映像や文章や映像をどれだけ駆使しても、伝わるものには限度がある。
もし興味をもったなら、彦坂尚嘉さんのブログを見て、そしてもっと興味をもったなら、現地に足を運んでほしい。

私は26日の開会式に向け、25日から再び越後妻有に入ります。

http://channelp.exblog.jp/10629129/


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

この作品は、フロアーイベントという、1969年の私のデビュー作品から、断続的に作られて来ている作品の新展開なのですが、当初のプランは竹を使う予定でした。こういう作品の場合、何よりも重要なのは金銭の問題であって、限られた予算で、どのように自分のやりたい事をするのか? ということです。竹の使用を考えたのも、竹が費用的に安いので、それが重要な要素でした。ですから当初、この安い竹を探したのですが、その中で間伐材に到達したのです。

津南という地域で、間伐が大規模に行われて、不要な間伐材がタダで手に入るという情報をアートディレクターの奥野恵さんが聞き込んできたのです。津南の山奥で、舗装されない道の、奥の奥まで入って、間伐材を運ぶ所から、この作品は現実化して行きました。概算では1000本の丸太が必要で、1000本と言うとたいへんで、手伝ってくれる人が嫌になりそうに思えたので300本と言う所で、始めました。

今回の制作を手伝ってもらうメインの人として元・東京スタジオの武田友孝さんを口説いてお願いしたのは、細かい部分も含めると作業量が多くて、自分一人ではやりきれない事が分かっていたからです。それと奥野恵さんのディレクターとしての采配が大きかったのです。どうしても人力に頼るので、小蛇さんというボランティアの人手を適切に回してもらう事が重要だったからです。

木村 静さんが撮影してくれたこの段階では、すでに田麦の村の農民の方々の手助けでチェーンソーで細分化された丸太が運び込まれて、ほぼ床を埋め尽くした段階です。この段階で、後100本以上が足りなくて、この後雨の中、再び津南の山奥に入って、軽トラック一台分の丸太を運びます。雨の中、香港から来てくれた小蛇さんたちが助けてくれて、トラックに乗せます。

水を吸った丸太で、軽トラックが坂を上れなくて、迂回して田麦の現地に着くのですが、この運搬が、今回の山場でした。こういう制作では、事故を起こさないで進めるというのが、重要なポイントです。この危ない運転は私が自分でやって、助手席には木村静さんが乗ってくれました。油断をすると大事故になる運転で、最後に田麦の村の坂を登る途中で登れなくなって、セカンドからファーストにマニュアルのギアを切り替えたタイミングが、最後の勝負でありました。こうして事故にならないで、乗り切って、何とか間伐材の量を埋める事ができました。最後の切断を全部やってくれたのが画家の山口俊郎さんで、これも危ない作業なので、何回か事故らないように声をかけましたが、無事に出来ました。

今回の作品では、壁に絵も描いています。号数的には500号を超える絵を2枚短時間に描く必要があって、家庭用壁塗料で、ローラーと刷毛で描いています。こうした大きな壁画のようなもの、しかも会期が終われば廃棄されるものを、いかに短時間で能率良く描けるかと言うのも、実は考えて何回かやって来ているので、出来る事でありまして、普通の画家には出来ない事です。見ている側からは、たいした事ではないように思えることですが、こうした廃棄を前提にした大きな建築水準の美術作品を、少ない予算と少ない時間で事故無く仕上げて行くのには、それなりの能力の蓄積がないと、段階段階での多くの決断の決定が必要で、そうした事を自分の責任で展開する事は出来ないのです。そう言う意味では、1969年の多摩美術大学のバリケードの中での美術展からはじまった私のインスタレーションの制作の、集約点であると言えます。

今回を最後にして、こうした廃棄を前提にした制作は、できれば止めたいと思っています。何よりも体力的な限界が来ています。

美術作品には、大中小の三つのサイズで区分される領域があります。大というのは、建築美術で、壁画や、今回の様な家全体を使う作品です。

中というのは、タブローで、運搬を前提にした作品です。美術市場に乗るものの基本は、この傾向であります。市場性を前提にした大きな美術というのも、実は中くらいのタブロー的なものを拡大しただけで、位相としてはタブローなのです。

小というのは、本の美術です。イラストレーションや画巻、絵巻物、そして版画、さらには写真などの多くも、この小さい美術です。つまり大である建築美術の系譜、中である市場美術の系譜、そして本の美術の系譜というように、3つの領域と系譜があるのですが、この3つをどれでも適切に作れる能力は、一丁一石では、養えないのです。

おのおのの系譜や位相の違いを、キチンと本当の意味で理解できていないと、根本的な間違いのまま制作してしまう事になります。大きな作品はつくれても、小さなものは作れない作家、そしてギャクに、中くらいのペインティングは良いものが出来ても、大規模な建築美術は作れない人。そうした、さまざまな能力の作家がいます。多くの美術家は、大中小のサイズは識別できても、そのサイズが実は建築美術、市場美術、本の美術という起源の違いに根ざした、本質的な差異を持っている事を理解していない人が大半であるように私には見えます。 

とは言っても、それは私自身をも含む事です。私にとっても、なかなかこうした起源を自覚する事がむずかしいのです。制作は一応出来上がってからが、本当の制作の開始でして、こうしたことを詰めて考えて行く必要があります。今週再び越後妻有に行きますが、ここで完成させなければなりません。

タグ:彦坂尚嘉
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動画で見る彦坂の制作in越後妻有 [制作]


今回の新潟には、4人の人が同行してくれて、
さらに小蛇さんが2人来てくれて大掛かりな助っ人部隊になりました。
武田友孝さん、中川晋介さん、山口俊郎さん、そして木村静さんです。
小蛇さんは、香港からきた2人です。

作業を木村静さんが画像でアップしてくれました。





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越後妻有トリエンナーレ報告/間伐材と住民説明会(加筆1) [制作]

ボランティア募集

間伐材の採取の仕事は終わりました。
次回からは田麦という山村で、会場の制作になります。

仕事が終わると、温泉に入ります。

越後妻有を助けてくれる、ボランティア募集しています。
金曜日に出発して、日曜日に帰って来ます。

ご連絡ください。
hiko@ja2.so-net.ne.jp


間伐材1.jpg
間伐材2.jpg
間伐材4.jpg
間伐材3.jpg
間伐材5.jpg
間伐材10.jpg
間伐材13.jpg

住民説明会の画像です。

今回は、作品とともに、
米や、トマト、茄子を売りたいと思っています。

住民説明会2.jpg

住民説明会1.jpg

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